今日は、BBC Newsでこんな記事を目にしました。
記事の内容はフィプロニルという殺虫剤が混入した卵がオランダから輸出され、ヨーロッパ15カ国と香港で出回っているというものです。(イギリスでは、卵サンドを買わない限りは大丈夫そうですけどね〜)
記事の中に'The insecticide'という言葉が…。
???
insecticideってなんぞや?と思い、調べたら他の単語もたくさん覚えられたのでメモしておきます。
'cide' のつく単語
意味は「防虫剤」だったんですが、注目すべきは「cide」!
これはラテン語の cida からきており、cide = killer という意味だそうですw (ちなみに、insectは虫)
英語にはcideを含む言葉が山ほどあります。
代表例はこちら⬇︎
Suicide (自殺、自殺者、自滅)
Homicide(殺人行為、殺人犯)←homo(人間)+ cide
Pesticide (害虫駆除剤、殺虫剤、農薬)←pest(害虫、やっかいもの) + cide
Regicide(国王殺し、大逆罪、国王殺害者)←ラテン語のregis、王からきている
Genocide(ある人種や国民などに対する集団/大量虐殺)←ギリシャ語のgenos、部族からきている
英単語は縦だけでなく横でも覚える
上のリスト、ほとんどスリラーですね。笑 一見危ない言葉がたくさん並んでいるように見えますが、単体で見てみるとどれも映画や海外ドラマ、ニュースなどで見かける言葉ばかりです。だから、cideを覚えておくととってもお得!
その単語の意味自体がわからくてもcide=killerさえわかっていれば、その前後の内容から意味を補うことで辞書なしで理解することが可能になりますよね。
日本の辞書では、どの単語も上級レベルとして扱われているようですが、こうやって横のつながりで覚えていくととても楽ですし、納得できる。笑
単語は単語帳などに出てくるように縦だけでなく、こうやって仕組みを理解して横でも覚えると定着が早く、実用的だな〜っと思っています。
ネイティブでも知らない
英語はもともとヨーロッパのいろんな言語が混ざり合ってできたという背景があり、それを母国語としているイギリス人でもその語源を知らないことはしばしばあります。もちろん、そんな言葉は溢れすぎていていちいち気にしてはいられないのだと思いますが…。
うちの彼はgenocideを私に説明した後にハイブリッドワードについて調べていてtelevisionがそのうちの一つだと知り、日本語で「マジカ…」と、若干ショックを受けていました。笑
言語学習に終わりは全く見えないけれど、こういった意外な面を日々見せてくれることに面白味を感じずにはいれないナナでした。
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