マンチェスターのおすすめ観光スポット ベスト3|図書館編

だいぶ前から書き始めたこの記事。なかなか材料がそろわなくて時間がかかってしまいましたが、ようやく陽の目を見る日がきたようです!!

今回ご紹介したいのは、タイトルのとおりマンチェスターに来たらぜひ訪れていただきたい、図書館ベスト3です!

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 ジョン・ライランズ図書館|The John Rylands Library

マンチェスターとその人々のためにJohn Rylands氏(とその3番目の奥さん)によって100年以上前に設立寄贈された図書館。現在ではマンチェスター大学の一部となり、その管理のもと、毎日無料で開放されています。(月〜日曜日、時間は日によるためGoogle mapなどで確認を。)

図書館と言っても、着工から完成までに10年を要したその建物は息を飲む美しさです。建物のメインとも言える'The Histric Reading Room'と名付けられたスペースは、教会と似たレイアウトになっており、ステンドグラスなども見事で、ライティングの周りにある花のデザインは綿花(Rylands氏は、産業革命の時代に綿業で財をなした人です)をモチーフとしているなど細部までこだわりを見せています。

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濃い赤茶色の建物に金色のネームが目印

常設展、企画展のコーナーと貴重な蔵書展示コーナー(ガラス張りの本棚に収められ、細やかな管理がされているため一般の人は手に取ることはできません)、上記のメインの場所では図書館の歴史や現在を知ることができ、学習スペースとして設置された机や椅子を誰でも利用することができます。

詳細: The John Rylands Library (The University of Manchester Library)

 チータム図書館|Chetham’s Library

この建物は、元々は別の用途で600年以上前に建てられました。1653年チータム氏の遺言とその財で購入され、その後350年以上に渡り無料の図書館であり続け、現在では希少なイギリス最古の図書館となっています。

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下記のような日程で図書館ツアー(無料)を開催しています。というより、ツアー以外ではおそらく立ち入ることができません。(特に予約の必要もなく、開催時間の5分前ぐらいにゲート周辺に集合というざっくりした感じです。)

ツアー日程↓

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ツアー内容は約1時間で、建物や歴史についてガイドの方が解説してくれます。ガイドさんはノンストップで、いつ息継ぎをしているんだろうというぐらいの勢いでお話ししてくれました。日本語の解説を見つけたので、チータム図書館に関する詳細はそちらをご覧ください。

詳細: Chetham's Library

(日本語による解説): http://library.chethams.com/wp-content/uploads/sites/3/2016/09/Information_Note_1_Japanese_version.pdf

~Reflecting the past, inspiring the future~

こちらの図書館は1806年に図書館&ニュースルームとして開館され、現在は第2*級指定建造物(特別に重要な建造物)に指定されています

ポーティコ図書館の起源はその設立の十数年ほど前に遡ります。

外科医のMichael Ward氏とその友人であるRobert Robinson氏が、当時建設されたばかりのThe Athenaeum Liverpool(ポーティコ図書館と同様、図書館とニュースルームを併設した施設)を訪れた際に、まだマンチェスターにはそういった施設がないことを嘆き、その状況を改善すると誓ったことから設立への運びとなりました。

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また、1960年代からはギャラリーという側面も持ち合わせ、美術品や工芸品の展示も行っています。

ネオクラッシック建築の美しい建物は会議やトレーニング、結婚式のレセプション用の会場としても利用できるよう解放されているようです。

詳細: The Portico Library and Gallery 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?British Museumなどの大きなミュージアムとは違い、どの図書館も見切れないほどのボリュームでもないですし、"600年前からそこにあるもの"に触れる機会はそうそうないはず!たまには、日本の図書館とは一味違う、歴史とその雰囲気に満ちた図書館を訪れてみるのもいいかもしれません^^

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